ミッテンヴァルトの楽器製作学校ではヴァイオリン製作、撥弦楽器製作、木管楽器製作、金管楽器製作の四つの職業を全日制の枠内で習得することができます。現代の、また歴史的楽器製作の実技的技能に加え、修理及び修復の知識も教授されます。
楽器製作の総合的な要求に対応できるために、この職業専門学校における修業の本質的目的は純粋な手工業の技能の仲介に並び、広範囲にわたる教育課程の専門実習、専門理論そして一般教養の内容の密接な結びつきです。

修業期間

規定修業期間はヴァイオリン製作科においては3年半、撥弦楽器製作科、木管楽器製作科及び金管楽器製作科においてはそれぞれ3年です。

修業目標

訓練生は高い手工業の水準で作業することを学び、修業の終わりには価値の高い楽器の構想と新作そしてまた基礎的な修理・修復のメソッドに習熟しています。

職業専門学校の終了

撥弦楽器製作科、木管楽器製作科及び金管楽器製作科においては、楽器製作家になるための修業は職業学校の修了試験そしてまた手工業会議所の職業試験をもって終了します。ヴァイオリン製作科の卒業証明書は職人資格試験合格証を内包します。

職業上の将来の展望

職業専門学校の卒業生はその学科の楽器製作工房または有能な楽器店の従業員として働いており、あるいは独立した楽器製作家として楽器製作、修理・修復の仕事をしています。

専門上の将来の展望

この職業専門学校の卒業生には職人資格試験合格証によって手工業マイスターになるための修業と試験を受ける道が開かれています。ヴァイオリン製作家 と撥弦楽器製作家はそのほかにも4年間の単科大学における楽器製作の教育課程にてディプロム楽器製作家の資格を取得することができます。

入学志願

入学試験への申し込み締め切りは毎年2月28日です。応募要項の履行と選考過程の合格により、職業専門学校への入学が可能となります。

語学知識

すべての授業はドイツ語のみで行われるため、十分なドイツ語の知識が必要とされます。ドイツ語を母語としない応募者については、Goethe-InstitutのB2レベルの証明書の提出によりこれを証明しなければなりません。

学校や各学科、また応募条件、入学条件についての詳細な情報はこのウェブサイトのドイツ語版と英語版にて見ることができます。